
CASE
導入事例
株式会社ベネッセコーポレーション様
月間最大1万パターンの「究極のパーソナライズ」と「4倍の繁閑差」

教育物流の最難関を支えるのは、35年のDNAを共有する“パートナー”としての絆

小松 永治 様
※部署名、役職は取材時点の情報
1.1万通りの「複雑性」と、極めて厳格な「情報管理」

小松様:デジタル化(タブレット学習)の進展により、物理的な教材発送のタイミングが変化しました。以前のように毎月定期的にお届けするのではなく、新学期や夏休み前といった特定月(4月・8月・12月など)に発送が集中するようになったのです。その結果、月間の出荷数は閑散期の約60万件に対し、繁忙期には約220万〜230万件と、4倍近い繁閑差が生まれています。この急激なピークに合わせて、短期間で大量の人員や設備を確保しつつ、コストを適正化することは、一般的な物流会社の常識では対応しきれない難題となっていました。
2.「他社では破綻した」物流を救った、ZIPの現場力

小松様:過去の苦い経験が、ZIPさんの重要性を証明しています。実は2018〜2019年頃、リスク分散のために、ある学年の教材だけを他社に委託したことがありました。しかしその会社では、ベネッセ特有の複雑すぎる封入ルールに対応しきれず、現場が破綻しかける事態となりました。その時、ZIPさんのメンバーが他社の倉庫まで駆けつけ、現場に入り込んでリカバリーをしてくれたおかげで、何とか事故を防ぐことができました。この経験で、「ベネッセの物流は、ZIPさんでないと回せない」と痛感しました。単なる受託業者ではなく、創業時からの「何が何でもお客様に届ける」というDNAや価値観を共有している「パートナー」だからこそ、任せられるのです。
小松様:一言で言えば、「ZIPさんに任せておけば、納期遅れを心配する必要がない」という絶対的な安心感です。物流の世界では、トラブルによる遅延はつきものです。しかし、ZIPさんとの30年以上の取引において、彼ら起因で納期に遅れたことは記憶にありません。私たち発注側が「ちゃんと届くかな」とドキドキする必要がない。これは何物にも代えがたい価値です。
3.海外生産の遅れも、災害も乗り越える

小松様: ベネッセ側の都合でイレギュラーが発生した際の対応力が凄まじいです。例えば、海外で生産した教材パーツの入荷が遅れ、日本への到着がギリギリになってしまうことが稀にあります。通常なら「部材がないので作業できません、納期に間に合いません」と断られてもおかしくない状況です。しかしZIPさんは、部材が届くまでの間に他の作業を前倒ししたり、届いた瞬間にスタッフを総動員して工程を組み替えたりと、驚くべき柔軟性でリカバリーしてくれます。
また、能登半島地震のような災害時にも、「被災地の会員様分だけを抜き出して一時保管し、配達可能になった地域から順次発送する」といったきめ細かな対応を、現場判断で即座に行ってくれました。マニュアル通りの対応ではなく、「どうすればお客様に届けられるか」を執念で考え抜く現場力こそが、ZIPさんの真骨頂です。
4.「現場を知る営業」が、上流から物流を変える

印象的だったのは、「保護者向け資料と、お子様向け教材のパッケージ分離」の提案です。 以前は一つの袋にまとめて送っていましたが、お子様が開封すると保護者向けの重要な書類が紛れてしまい、保護者に伝わらないという課題がありました。そこでZIPさんは「保護者用パック」として別包装にし、それを教材とセットにする方法を提案してくれました。これにより、保護者の方への到達率が上がっただけでなく、倉庫現場としても「保護者用パック」を先行して生産できるため、繁忙期の負荷分散にも繋がり、効率化も実現しました。 「お客様にとっての価値」と「物流効率」の両方を満たす、素晴らしい提案でした。
5.「ベネッセの物流」から「ZIP流の物流」へ
──ありがとうございました。


株式会社ベネッセコーポレーション
「Benesse=よく生きる」を企業理念に掲げ、教育・生活の分野で事業を展開。「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」などの通信教育講座は、乳幼児から高校生まで幅広い層に支持されている。



